リサイクルプラスチックを活用し環境負荷を低減~PLASTRON® LFTの新グレードを開発~ ポリプラスチックス株式会社

当社はPCR (ポストコンシューマーリサイクル) 材PPをベースポリマーに用いたPLASTRON® LFTの新グレードを開発に着手しました。本グレードはリサイクルプラスチックを採用しているため、PCF(プロダクトカーボンフットプリント)の削減に貢献できるだけでなく、従来のPP-GFグレード(ガラス繊維を含有したPP樹脂)と同等の物性を維持しながら軽量化も実現しています。

■PLASTRON® LFTの特徴
PLASTRON® LFTは、ペレット中に連続した強化繊維(ガラス繊維やカーボン繊維)を同じ長さで同一方向に複合された樹脂です。従来の繊維強化樹脂ではできなかった剛性と高い衝撃強度を兼ね備えた素材で、金属やFRP※の熱可塑性樹脂化の領域を拡げます。また、様々な樹脂マトリックスに各種長繊維を組み合わせた熱可塑性樹脂であり、用途に応じた最適なグレード選定が可能です。
※FRP:Fiber Reinforced Plastics(繊維強化プラスチック)

■今後の展開 
今後もさらにPCF削減を実現するグレードの開発を進め、環境負荷の低減と循環型社会の実現に貢献するエンプラソリューションの提供を続けてまいります。

■関連ページ
DURACIRCLE® | ポリプラスチックス (polyplastics.com)

■本記事に関連するSDGs項目

12: 持続可能な消費と生産のパターンを確保する
13: 気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる