ポリプラスチックスグループでは、誰もが働きがいを感じながら活躍できる職場づくりのため、「従業員エンゲージメント※の向上」をCSR重点項目や中期経営計画の施策の一つに設定しています。定期的に実施するエンゲージメントサーベイの結果から、法人や国、地域ごとの組織状況や従業員の考えを把握し、それに応じたエンゲージメント向上のための施策を各社で展開しています。今回は、そうした各国の施策の一部を紹介します。
※「エンゲージメントが高い状態」とは、従業員が組織や仕事に
対して積極的に関わり、自発的な努力をしている状態を指します
南通
南通では全従業員参加の工場新設を祝うパーティーを開催しました。このパーティーは、工場新設にあたって従業員の尽力や支援に感謝するとともに、これから新工場で働く従業員の士気を高めるために開かれたものです。改めて新工場をより良くするために協力しあう重要さを再確認できただけでなく、従業員同士のコミュニケーション活性化にもつながりました。
上海
上海では、オフィスが複数箇所にあることから、離れたオフィスで働く従業員同士の親睦を深めるために年に1回社員旅行を実施しています。2024年度は77人の従業員が参加し、従業員の投票で決めた観光地を旅しました。社員旅行を通じて従業員同士が親しくなることで、組織力の更なる強化につながっています。
ロイナ
ロイナ(ドイツ)では、従業員同士のコミュニケーションの強化を目的として毎年
“Team Day”を開催しています。2024年度は、ゴーカートを体験できる施設に行き、従業員全員でレースに参加しました。レースでは、チームでの競争や応援を通して親睦を深めることができ、イベントの最後には楽しい夕食会を開きました。このような従業員同士の交流は、働きやすい職場環境づくりにつながっています。
日本
日本では、従業員のキャリア自律を応援するため2024年度よりキャリアチャレンジ制度を開始しました。本制度は、通常の人事異動だけでなく、従業員自らがキャリアを描き、新たなチャレンジをすることができる仕組みです。そのほかにも、副業、兼業制度を取り入れ従業員のスキル向上を支援するなど、働くことを通して従業員のキャリアを支援する環境を整えています。
当社では、「従業員の心と身体の健康」の維持増進に積極的に取り組むとともに、「ダイセルグループ健康経営宣言」に基づいた活動を展開しています。
こうした取り組みが評価され、2025年3月、ダイセルおよび当社は、経済産業省と日本健康会議による「健康経営優良法人2025(大規模法人部門「ホワイト500」)」の認定を受けました。当社の「ホワイト500」認定は2024年に引き続き3度目となります。
これまで取り組んできた健康経営をさらに推進し、グループ従業員と家族一人ひとりの自律的かつ積極的な健康づくりを支援していきます。