人財の創出
働きやすい職場づくり

従業員の一体感を高め 働きやすい職場に

SDGs 8

ポリプラスチックスグループでは、誰もが働きがいを感じながら活躍できる職場づくりのため、「従業員エンゲージメントの向上」をCSR重点項目や中期経営計画の施策の一つに設定しています。定期的に実施するエンゲージメントサーベイの結果から、法人や国、地域ごとの組織状況や従業員の考えを把握し、それに応じたエンゲージメント向上のための施策を各社で展開しています。今回は、そうした各国の施策の一部を紹介します。

※「エンゲージメントが高い状態」とは、従業員が組織や仕事に
対して積極的に関わり、自発的な努力をしている状態を指します

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南通

南通新工場祝賀パーティー

南通では全従業員参加の工場新設を祝うパーティーを開催しました。このパーティーは、工場新設にあたって従業員の尽力や支援に感謝するとともに、これから新工場で働く従業員の士気を高めるために開かれたものです。改めて新工場をより良くするために協力しあう重要さを再確認できただけでなく、従業員同士のコミュニケーション活性化にもつながりました。

南通新工場祝賀パーティー
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上海

泉州市への社員旅行

上海では、オフィスが複数箇所にあることから、離れたオフィスで働く従業員同士の親睦を深めるために年に1回社員旅行を実施しています。2024年度は77人の従業員が参加し、従業員の投票で決めた観光地を旅しました。社員旅行を通じて従業員同士が親しくなることで、組織力の更なる強化につながっています。

泉州市への社員旅行
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ロイナ

Team Day

ロイナ(ドイツ)では、従業員同士のコミュニケーションの強化を目的として毎年
“Team Day”を開催しています。2024年度は、ゴーカートを体験できる施設に行き、従業員全員でレースに参加しました。レースでは、チームでの競争や応援を通して親睦を深めることができ、イベントの最後には楽しい夕食会を開きました。このような従業員同士の交流は、働きやすい職場環境づくりにつながっています。

Team Day
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日本

従業員のキャリア支援

日本では、従業員のキャリア自律を応援するため2024年度よりキャリアチャレンジ制度を開始しました。本制度は、通常の人事異動だけでなく、従業員自らがキャリアを描き、新たなチャレンジをすることができる仕組みです。そのほかにも、副業、兼業制度を取り入れ従業員のスキル向上を支援するなど、働くことを通して従業員のキャリアを支援する環境を整えています。

従業員のキャリア支援

健康経営への取り組み

SDGs 3SDGs 8

当社では、「従業員の心と身体の健康」の維持増進に積極的に取り組むとともに、「ダイセルグループ健康経営宣言」に基づいた活動を展開しています。

ダイセルグループ健康経営宣言

  • 会社は、社員一人ひとりの心と身体の健康が基盤であると認識し、安全で快適な職場の実現を図ります。
  • 会社は、健康保険組合と協力し、社員と家族一人ひとりの自律的かつ積極的な健康づくりを支援します。

ダイセルグループ健康経営推進体制図

ダイセルグループ健康経営推進体制図ダイセルグループ健康経営推進体制図
基本的な考え方
従業員が健康でいきいきと働くことが、従業員個々の生活の充実と会社の継続的な発展の両立につながると考え、「ヘルスケアチーム」が中心となり、健康診断や保健指導を通じた従業員の健康管理サポート、ストレスチェックによる従業員のストレス状態の把握、ストレス低減に取り組んでいます。
ヘルスケアサポート体制
従業員一人ひとりが個性と能力を最大限に発揮し、いきいきと健康的に働ける職場環境を提供するため、2014年に人事メンバー、保健師、産業医による「ヘルスケアチーム」を設置し活動を展開しています。
ポリプラスチックスヘルスケア委員会の設置
「ポリプラスチックスヘルスケア委員会」を設置し、組織体制の強化を図り各種健康イベントの企画・立案・実行を通じて職場環境改善に取り組むとともに、ダイセルグループとして健康経営を推進していきます。
ダイセル中央ヘルスケア委員会へ参加
当社ヘルスケア委員会の活動における計画・立案・施策について、ダイセルグループとしてアドバイスを受けます。
保健師チームの協力体制
当社保健師に加え、ダイセル保健師チームと協力体制(ダイセル新組織:グループ健康サポートセンター)を構築し、情報共有を行い課題解決に取り組みます。 また、定期的に保健師から「保健師だより」の配信を継続し、健康維持増進を啓発しています。
保健体制について
メンタルヘルス・フィジカル不調者へは、保健師を介しながら産業医や地域の医療機関と連携して対応を行っています。
健康管理の維持
法定健康診断の結果を受け、保健師からフォローを行い二次検診の受診を推奨しています。
特定健診・特定保健指導
ダイセル健康保険組合と連携して、生活習慣病の予防に取り組んでいます。
ストレスチェックの実施
ストレスチェックの集団分析結果を基に、職場環境改善のフォローや提案のほか、eラーニングを用いたセルフケア・ラインケア研修を行い健康維持増進に向けた活動を展開しています。
時間外労働の削減に向けた活動
従業員の心身ともに健康な状態を維持するため、ワークライフバランスの適正化に取り組んでいます。

健康経営優良法人2025「ホワイト500」に認定

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こうした取り組みが評価され、2025年3月、ダイセルおよび当社は、経済産業省と日本健康会議による「健康経営優良法人2025(大規模法人部門「ホワイト500」)」の認定を受けました。当社の「ホワイト500」認定は2024年に引き続き3度目となります。
これまで取り組んできた健康経営をさらに推進し、グループ従業員と家族一人ひとりの自律的かつ積極的な健康づくりを支援していきます。

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データで見る 働きやすい職場

当社は、有給休暇の積極的な取得を奨励しています。2024年度の有給休暇取得率は85.4%となり、目標である80%を3年連続で達成しました。これは、日本企業平均の62.1%を大きく上回る結果となっています。

  • ベンチマークは2023年度日本全国平均(厚生労働省 令和5年 就労条件総合調査より)
有給休暇取得率
有給休暇取得率有給休暇取得率