製品中に含まれる化学物質に関して、環境マネジメントシステムISO14001に準拠した自主規制を1998年より行っています。環境や人の安全・健康に影響を及ぼす可能性のある化学物質をリスト化した「環境負荷物質リスト」を基に、以下の3つのアセスメントを組み合わせて管理しています。
各国の法令・規制を基に「環境負荷物質リスト」を作成しています。
アセスメントシステムの基盤となる
「環境負荷物質リスト」を作成
調達アセスメント | 購入している原材料を一元的に管理しています。それぞれの原材料ごとに、「環境負荷物質リスト」に該当する化学物質の含有量データをお取引先から当社に提出していただいています。 |
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製品アセスメント |
調達アセスメントで得たデータを用いて、製品設計時に原材料の化学物質含有合計量を算出しています。「環境負荷物質リスト」で定めた自主規制値を超える・禁止物質が含まれるなどの場合は再設計を行います。 また、製品アセスメントの対象となる含有化学物質の管理における各部門の役割および含有化学物質管理責任者の責任と権限を「含有化学物質管理体制」として定めています。この体制の中で、化学物質に関する法律および各種規制の新規制定や改定時に必要な要求事項を調査し、製品が流通する国や地域の要求への適合を保ちます。 |
着色アセスメント | 着色製品を製造する外注加工先にも当社の「環境負荷物質リスト」を提示し、着色剤も含めた製品中の該当化学物質の把握と規制を行います。 |
当社製品を安心して使用していただくために、各種証明書の発行を行っています。対象化学物質の性状や取り扱いに関する情報を提供する安全データシート(SDS)や各種法令への適合証明書の発行から、製品に含まれる規制化学物質・環境負荷物質の有無や含有量に関するお問い合わせへの回答まで、お客様から寄せられるさまざまな依頼に迅速にお応えしています。